いかがお過ごしですか。新浦安教会の芦田高之です。
近頃あまり聞きませんが、ジコチュウという言葉があります。自己中心を略してジコチュウです。聖書によく出てくる「罪」という言葉は、自己中心と言い換えてもいいかもしれません。自分勝手と言ってもいいかもしれません。
よくキリスト教会で使われる冗談ですが、英語で罪のことをSINと言います。S,I,Nと書いて、SINと読みます。このSIN、SとNの間にいつもI:「わたし」がある。I:「わたし」がいつも中心。「わたし、わたし、わたし‥」これが、罪の一つの本性です。
わたしが世界の中心で生きていると、実にストレスがたまります。たいがい私の隣にいる人も、同じように自己中心で生きているからです。自己中と自己中がいつもぶつかり合う。けんかが絶えない、仲良くできない、だます、うそをつく、うばう、なぐる…。みんなその根っこは自己中心です。
そんな私たちと全く、真逆・正反対の生き方をされた方がいます。イエス・キリストです。他の人が活き活きと生きるようになるためなら、喜んで自分を捨てる。これがイエス・キリストの十字架への道でした。私たちが、「わたし、わたし」といつも自分中心に生きてしまう苦しみから、救い出すためにイエス様は来てくださいました。そして、私たちの「自己中心という罪」を十字架につけて処理してくださいました。どうか、このイエス様を知って、自己中心の罪から解放されてくださいますように。