お元気にお過ごしですか。いずみ教会の小堀昇です。今日もご一緒に神様を見上げて歩んでまいりましょう。
私は、ある本で讃美歌、「アメージング・グレース」の作者、ジョン・ニュートンの生涯について読みました。彼の人生は、「びっくり仰天するような」恵みに満ちていました。
彼は、敬虔な母親に育てられました。ところが7歳の時にそのお母さんが亡くなり、彼の生活は荒れ果てに荒れ果て、放蕩三昧の生活を繰り返すようになりました。そしてとうとう彼は、西アフリカの海岸地方で、奴隷船の船長になり下がってしまったのでした。
ところが、1748年3月10日、アフリカからイギリスに帰る途中、大嵐に遭うのです。命が風前の灯というところまで追い込まれて彼は、生まれて初めて聖書を手に取るのです。そして、その御言葉が彼の心を捉えました。彼は新しく生まれ変わりました。イエス様を信じたのです。彼は早速リバプールで、イエス様を伝えるべく、牧師になり、多くの集会を開いていきました。
そして彼は、最後まで彼の生涯を劇的に変えた恵み、「びっくり仰天するような神様の大きな愛」を証するのをやめませんでした。
死期が近づいたある日、彼は講壇で次のように語りました。「私の記憶は殆ど薄れた。しかし、二つのことだけは、はっきりと覚えている。その一つは、私が途方もなく大きな罪人であったということだ。もう一つはキリストが途方もなく大きな救い主であったということだ。」この恵みは、あなたにも注がれています。「わたしたちがまだ罪人であったとき、キリストがわたしたちのために死んでくださったことにより、神はわたしたちに対する愛を示されました」(ローマ5:8)。
聖書は語ります。この恵みを、どうぞあなたも受取って下さい。それではまた御機嫌よう。