おはようございます。ラジオ牧師の山下正雄です。
今朝は旧約聖書詩編の第53編3節の言葉です。
「神は天から人の子らを見渡し、探される 目覚めた人、神を求める人はいないか、と。」
この詩編の出だしはこうです。
「神を知らぬ者は心に言う 『神などない』と」
「神を知らぬ者」と訳された言葉は「愚か者」と言う言葉です。「神などいない」と思うのは愚か者の考えることだとこの詩編は書き出します。そして、神は天から見渡して、神を求める目覚めた人はいないかと探されるのです。
神など信じないというのは、いかにも進歩的な生き方のように思われます。しかし、まことの神を畏れない生き方こそ腐敗と狂気に満ちた社会はないのです。
この詩編の作者は言います。
「人々は腐敗している。 忌むべき行いをする。 善を行う者はいない」
まことの神を畏れることがなければ、いつしか人は自分を最高の存在と思い上がるようになるのです。そして、それだけに留まらず、人を人とも思わない野蛮な生き方に何も感じないようになってしまうのです。
聖書の神はこの世界を見渡して探しているのです。
「目覚めた人、神を求める人はいないか、と。」
神を求める生き方を神は一人一人に望んでいらっしゃるのです。
それではきょうもあなたの上に主の平安が豊かにありますように。