熊田なみ子のほほえみトーク 2007年5月15日(火)放送

熊田 なみ子(スタッフ)

熊田 なみ子(スタッフ)

あなたとわたしの生きてる時間 真紅のバラをありがとう!

 ある土曜日、「ジュニアクラス」の始まりの時間、牧師館に入って来たのんちゃんの手に、可愛いミニバラの鉢がありました。私は思わず「ステキなバラね!」と歓声をあげて受け取りました。それはそれは美しい真紅のバラ。陶器の鉢も洒落ていて、丸テーブルにピッタリ。「どうして赤いバラを選んでくれたの?」と聞くと、のんちゃんは、「ピンクが可愛かったけど、なみこ先生には赤い方が似合ってると思って」。と言いました。この嬉しい瞬間に「5月の赤いバラは、私の特別のお花なのよ」と一気にしゃべり始めていました。

 私が高校生の頃、小さな教会の回りには5月になると赤いバラが美しく咲き、礼拝堂にはそのバラが飾られたのです。17歳で私は洗礼を受けました。神様の子供になった嬉しい日がそのバラの記憶です。

 ある人は白バラかもしれないし、故郷の小川かもしれない・・・。何かの匂いかも知れないし、動物かもしれない。音楽かもしれない。変わらないその記憶。自分の中の特別な出来事がそこにあるって不思議です。それを抱えながら私たちは今日も生きていますね。出会ったとたん急に蘇ってくる出来事。一度だけの限られた時間の中を生きる命の営み。
「どうして生きるの?どうして死ななければならないの?」あとからあとから湧き出る疑問がその頃私を苦しめていました。聖書は、その私をしっかり捕まえてくれたのです。心から信頼できる真理のことば、イエスさまと共に生きるようになった時、愚かな罪深い、自分を喜べない私の中にも、新しい言葉が生まれてきたと実感します。

 バラが満開のローズガーデンに、いつの日か行ってみようと思ったりします。のんちゃん、素敵なバラをありがとう。「神様、可愛い子供たちをどうぞお守りください。今日もリスナーの一人一人をお守りください。」なみこ

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