ご機嫌いかがですか。高島平キリスト教会の豊川修司です。クリスマス・ソングには、ホワイト・クリスマスと言われるように、雪の組み合わせが多くありますね。
今から3000年前、イスラエルの国のダビデという王様は、部下の奥さんを奪い、なんと、その部下を戦いの最前線に送り、戦死させたのです。後で自分の犯した罪を反省して歌った詩、詩編51編9節に「雪」という言葉が出てきます。
「ヒソプの枝でわたしの罪を払ってください。わたしが清くなるように、わたしを洗ってください。雪よりも白くなるように。」
この詩編は、「クリスマスと雪」というセンチメンタルなものではありません。罪に対する悔い改めの歌です。ダビデ王は神様を信じていた王様で、国民からも大変尊敬を受けていました。しかし、ダビデ王が行った悪は、旧約聖書の中でも、悪の筆頭に数えられます。信仰者ダビデは、心から自分が犯した大きな過ちを反省したのです。罪に汚れた体と心を、御言葉と聖霊で「雪よりも白くなるように」清めてくださいとお願いしています。でも心の雪が解けると、また汚れは見えます。これが人間の姿です。
わたしたちもダビデに似た心を持っています。体と心を「雪よりも白くなるように」させてくださるイエス・キリストを信じ、クリスマスをお祝いしたいですね。