ごきげんいかがですか。東川口教会の櫻井です。
イエス様はある時、こんなお話をされました。100匹の羊を飼っていた人の羊がある日1匹いなくなりました。そこでその人は他の99匹の羊を野原に残したまま、いなくなった羊を探しに出かけます。やがて、その人は苦労の末にその羊を見つけ出して、自分の家に連れ帰ります。そして、その人は近所の人や友人を呼んで「いなくなった羊を見つけました。一緒に喜んでください」と大騒ぎして喜んだと言うのです。
聖書からこのお話をすると、結構たくさんの人が同じ疑問を抱きます。「野原に残された99匹はどうなってしまったのか?」「1匹の羊のために他の羊たちを野原に残して行くなんて無責任ではないのか」と言った具合にです。ところが、イエス様は他の99匹がどのようになったかについては説明をしていません。それはこの聖書を読む、私たちすべてが、この野原に残された99匹の中にいるのではなく、迷いだした1匹の羊であることを教えるためです。
私たちは神様の元を離れてしまった一匹の羊です。そしてイエス様は私たちを捜すためにやって来た方です。ですから神様はイエス様を信じて、神様の元に戻る私たちを喜んで受け入れてくださるのです。
聖書の言葉
「言っておくが、このように、悔い改める1人の罪人については、悔い改める必要のない99人の正しい人についてよりも大きな喜びが天にある。」マタイによる福音書15章7節です。