いかがお過ごしでしょうか。東京教会の今井 献です。
ヤコブの手紙4章1節に次のように記されています。
「何が原因で、あなたがたの間に戦いや争いが起こるのですか。あなた方自身の内部で争い合う欲望がその原因ではありませんか」。
ここを読むと、詳しくは書かれていませんが、教会の中に激しい争いと混乱が起こったようです。
教会であっても争いは起こります。また、その原因はさまざまです。お金持ちを特別扱いした、あの人は言うこととやっていることとが反対だ。わたしを無視した。子供のしつけがなっていない、などいろいろです。
けれどもこの聖句は、「あなた方自身の内部で争い合う欲望がその原因ではありませんか」と指摘しています。個々あれこれのことではなく、あなたがたの中にある欲望を問題にしています。
実は、この聖句は、「何が原因で」ではなく、「どこから戦いや争いが起こるのですか」とも訳せます。性格には、争いの原因ではなく、争いの出所を問題にしているのです。何か原因があれば必ず争いになるわけではありません。逆に、原因はなくても、ねたみや利己心から争いが起こるということがあります。争いは何かの原因からではなく、人の欲望から出てくるというのです。本当にそうだと思いませんか。
イエス・キリストはわたしたちに悔い改めを迫っておられます。心を清めることを求めておられます。どうか教会に行き、心を清める道を得てください。