ごきげんいかがですか。羽生栄光教会の村田寿和です。
福音書を読むと、イエス様があらゆる病をお癒しになり、悪霊を追い出されたことが記されています。このことは、イエス様が神様から遣わされた救い主であることのしるしであります。使徒ペトロはイエス様についてこう語っています。
「神は、聖霊と力によってこの方を油注がれた者となさいました。イエスは、方々を巡り歩いて人々を助け、悪魔に苦しめられていた人たちをすべていやされたのですが、それは神が御一緒だったからです。」
現代の私たちが、イエス様の癒しの記事を読むと、あり得ないと思ってしまうかも知れません。しかし、イエス様が神から遣わされた救い主であり、神の御子であるならば、そのことはむしろ当然ではないでしょうか。ヨハネの黙示録は、天国とは神が共にいてくださる所であり、もはやそこには死もなく、悲しみも嘆きも労苦もないと教えています。それならば、神の御子であるイエス様がこの地上を歩まれたとき、イエス様を信じる者たちの病が癒されたことは当然のことであると言えるのです。もちろん、現在の教会が、あらゆる病を即座に癒すことができるわけではありません。しかし、福音書の癒しの奇蹟は、イエス様を信じる者たちが必ず同じように癒されることを教えているのです。そこに私たちがやがてあずかる喜びの先取りが記されているのです。