いかがお過ごしでしょうか。東京教会の今井献です。
ルカ福音書第2章には、神のみ子イエス・キリストの誕生が記されています。夜、野宿をしていた羊飼いに天使があらわれ、救い主の誕生を知らせました。そして、その救いの意味を次のように讃美しました。
「いと高きところには栄光、神にあれ、
地には平和、御心に適う人にあれ。」
み子イエス・キリストによって与えられる救いとは、神の栄光をほめたたえること、わかりやすく言うと、神様を讃美することにあります。
高校野球の甲子園大会で優勝する、あるいはオリンピックで優勝すると、新聞やテレビは、優勝者を称賛します。優勝とは、それより上の人がいないということですから、本当にすごいことです。自分と同じ生身の肉体と精神を鍛えに鍛えて優勝を手にした努力は確かに称賛に値します。
しかし、神への讃美は、人を称賛するのとは違います。まことの神を信じた者は、このお方が神であるという理由で心から讃美をささげるようになります。
なぜなら、神を得たとき、人は永遠の命と人生の意味を見出すことで、人生の再出発を始めることができるからです。そのときから、人は自分の人生と地上のさまざまな出来事を、神の救いが成就した場所であるからです。
まことの神とその救いを信じた者は、神を讃美することで、この世界と自分の人生に永遠の価値を見出すようになります。これがキリストにある新しい人生です。