いかがお過ごしですか。三川栄二です。
子供たちがまだ小さかったころは、夜の暗闇が苦手で、灯りを消して寝るのを恐がりました。だれでも暗がりは恐いものですが、それが嵐の中であったらなおさらです。
聖書の中に、主イエスの弟子たちが湖の上で嵐にあった出来事が記されています。真っ暗闇の中、激しい嵐にであい、弟子たちは生きた心地もしないほど震えおののきます。そのとき、主イエスがおいでになって言われたのでした。「安心しなさい。わたしだ。恐れることはない」と。マルコ6章50節の言葉です。
弟子たちはこの言葉によって、どれほど安心したことでしょうか。わたしたちにも同じようなことがあるかもしれません。これから先が何も見えなくて心配したり、自分はこれから一体どうなってしまうのだろうかと不安になることがあります。嵐の中で舟に乗っているように、自分の足許が不安定で、不確かだと感じることもあります。自分がこれまで築いてきたものが、いっぺんでひっくり返ってしまうかのような、大きな問題に出会うこともあります。
しかし、そんなわたしたちに向かって、「安心しなさい。わたしだ。恐れることはない」と、主イエスは力強く語りかけてくださるのです。そうして嵐に悩むわたしたちを、ご自分の平安へと招いていてくださるのです。その主イエスが、わたしたちと共にいてくださいます。だから安心して、今日を始めていってください。