いかがお過ごしですか。新浦安教会の芦田高之です。
気持ちの良い5月の日々を楽しんでおられるでしょうか。
ちょうど1年前の5月、今ごろの季節、私たち一家は、4年間過したアメリカ、ミシガン州から日本に帰ってきました。その引っ越し前の疲れがたまっていたのでしょう。飛行機で日本へと旅立つ4日前、私は腰を痛めてしまいました。
動けないどころか、ちょっと足を動かそうとしてある筋肉に力が入りそうになっただけで、激痛が身体中を貫き、息ができなくなりました。浴室の前で倒れたまま動けない。家族が家の中にいても、大声で助けを求めることもできません。それでも、「誰か助けて」と、何度も助けを求めました。でも、誰も聞いてくれません。
結局、数分後に家族が私が倒れているのを見つけたのですが、その数分間、私には何時間にも感じられました。「誰も助けてくれない。ああ、俺はなんと惨めなんだろう」と、物凄く心細かったです。
誰も助けてくれない。心細さの極みにただじっと耐えるしかないときが人生にはあるかもしれません。
昔、神を信じていた人がこう神に祈っています。
「神よ、わたしを遠く離れないでください。苦難が近づき、助けてくれる者はいないのです。」
今、もしあなたがそんな苦しみの中にあるなら、どうか心の中で叫んでみてください。「神よ、助けてください。誰も助けてくれないのです」と。神様に、聞こえない心の叫びはありません。