いかがお過ごしですか。新浦安教会の芦田高之です。
気持ちの良い5月のそよ風を楽しんでおられる方もおられるでしょう。一方では、いつ夜明けが来るんだろうと、悶々としておられる方も、今この放送を聴いておられるかもしれません。
楽しい時は、あっという間に時間が過ぎます。逆に、苦しい時、解決策が見出されない暗い時間は、長々と続き、永遠に出口が無いように感じられるものです。
神を信じて生きていた昔の人々も、そんな出口の無い苦しみの中を歩むことがあったようです。ある人が、このように神様に訴えています。その人の叫びをお聴きください。
「いつまで、主よ、わたしを忘れておられるのか。
いつまで、御顔をわたしから隠しておられるのか。
いつまで、敵はわたしに向かって誇るのか」と。
この人は神様に向かって、「いつまでですか。いつまでですか」と叫んでいるのです。「神様、いつまで、出口のない道を歩み続けなければならないんですか。いつまで、耐えつづけたらいいのですか。あなたはいつまで、わたしをほおっておかれるんですか」と、嘆いているのです。
嘆いても、訴えてもいいのです。愚痴を言ってもいいのです。絶望を口にしてもいいのです。神さまはこの「いつまでですか」というこの訴えを大きな手で受けとめて下さいます。