いかがお過ごしですか。新浦安教会の芦田高之です。
私の家の長女は18歳ですが、彼女が1歳足らずの時です。風邪を引いて高熱を出しました。真っ赤な顔して、フーフーと、息を吐いていました。「何か食べたいものがある? 飲みたいものがある? あれば、パパが買ってきてあげるから、言ってごらん?」 まだちゃんと言葉が話せない娘でしたが、家内も私も、一生懸命、娘が何を言っているのかと聞き続けました。
娘も一生懸命、自分の欲しい物を私たちに訴えました。彼女は言いました。「あっちいこう、あっちいこう」と。家内も私も娘が何が欲しいのかわかりませんでした。「あっちいこう」って何だろう。「もう一度言って。何が欲しいの?」彼女は繰り返します。「あっちいこう。」そんな会話を何度も何度も繰り返して、最後に家内と私はわかりました。娘は、「いっちいご」「いちご」が欲しいと言っていたのです。
家内も私も一生懸命、娘の言葉を聞き続けました。娘の言葉を一言も逃すまいと聞き続けました。
天の神様も、私たちの父親として、私たち子供が語りかけるのを、一生懸命聴いていてくださっています。「天のお父様・・」と私たちが呼びかけるのを、今か今かと待ち続けていてくださいます。私は、娘の言葉を即座に理解できませんでしたが、天の父なる神様は、私たちのどんな思いも、嘆きも、不安も、完璧に聞き取ってくださいます。今、この天の父に駆け寄って、幼子のように語り掛けてみましょう。