弓矢健児（新座志木教会牧師）

メッセージ： 神様からの誉れ

お元気ですか。新座志木教会の弓矢健児です。

　ルカによる福音書14章7節以下には、イエス様が、あるファリサイ派の議員の家に食事に招かれた時のことが記されています。そこでイエス様は、招待を受けた人たちが、我先にと上席を選ぶ様子をご覧になっておっしゃいました。

　「婚宴に招待されたら、上席に着いてはならない」、「招待を受けたら、むしろ末席に行って座りなさい」、このように教えられたのです。というのも、最初から上席に着いていると、後から自分より身分の高い人が来た時に、末席に移動させられて、恥をかくことになるからだと言うのです。
　しかし、イエス様がそのようにおっしゃったのは、宴会の席で恥をかかないためのマナーを教えるためではありませんでした。イエス様が問題にしておられたのは、人の目を気にし、人から良く見られたいと思って上席に座ろうとする人々の心だったのです。イエス様はそういう彼らの心に、神様を第一とする思い、神様の前に身を低くするという思いが無いことを問題にしておられたのです。

　わたしたちはともすると、人から褒められることや、人よりも偉くなること、人から良い評価を得ることに心を奪われてしまいます。しかし、一番大切なことは、人からの評価や誉れではなく、わたしたちの命の創造者である神様からの誉れです。イエス様はそのことを教えてくださいました。

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