ごきげんいかがですか。綱島教会の川杉安美です。
イエス様の弟子の一人であるペトロは、最初は、イエス様の教えを聞いたり奇跡を見たりしても、イエス様につかず離れずのような状態でした。しかし、あるときイエス様から「わたしについて来なさい」と言われて、ついに決意してイエス様の弟子となりました。
では、イエス様の弟子となったペトロは、それからはもうひたすら、イエス様に従いぬいたのかというと、最も大事なときに、ペトロはイエス様を裏切ってしまいます。人々から、お前もイエスの仲間だろうと、問い詰められると、三度もペトロは否定します。三度目にはペトロは言います。「『あなたがたの言っているそんな人は知らない』と誓い始めた。」(マルコ14:71)。誓ってまで、イエス様を知らないと否定したのです。これではもう弟子としては失格です。
けれども、十字架の後に復活したイエス様は、ペトロと向き合い「わたしを愛するか」と三度ペトロに尋ねます。そうして、あらためて弟子として召し出すのです。七転び八起きという言葉もありますが、イエス様に従っていく道では、失敗してもやり直すことができます。たとえ致命的と思えるような失敗をしても、悔い改めてイエス様に立ち帰っていくならば、何度でもやり直せるのです。イエス様を裏切ったもう一人の弟子がいました。イスカリオテのユダです。彼は、裏切って絶望してしまいました。悔い改めてイエス様のところに立ち帰りませんでした。それで、駄目になってしまったのです。悔い改めて立ち帰るならば、やり直せるのです。