詩編のことばとこころ 2006年12月10日(日)放送

山下正雄 (ラジオ牧師)

山下正雄 (ラジオ牧師)

メッセージ: 主を待ち望め(詩編130:7)

 おはようございます。ラジオ牧師の山下正雄です。
 今朝は旧約聖書詩編の第130編7節の言葉です。

 「イスラエルよ、主を待ち望め。 慈しみは主のもとに 豊かな贖いも主のもとに。」

 先週の日曜日からキリスト教会の暦ではアドベント、待降節に入りました。待降節というのはイエス・キリストの来臨を覚える期間です。かつて旧約時代のイスラエルは救い主の到来を心待ちにしていました。同じように新約時代を生きる私たちは、再び来て下さると約束してくださったイエス・キリストの来臨を待ち望んでいます。

 さて、きょうの詩編の作者は深い淵から主の救いを待ち望んでいます。その深い淵とは病や外敵によって放り込まれた深い淵ではありません。そうではなく、心にある罪の深い淵です。その罪の淵から救い出されることをこの詩編の作者は切に願っているのです。なぜなら、罪の深い淵からは誰一人として自力で這い上がることが出来ないからです。ただ、神の慈しみと神の豊かな赦しに期待を寄せているのです。

 主がすべての罪から私たちを購ってくださることは旧約時代も今も変わりません。救い主イエス・キリストが十字架で罪を購ってくださった今は、一層その真理が確かなものになりました。そのイエス・キリストは救いの完成のために再びわたしたちのもとに来てくださいます。
 「イスラエルよ、主を待ち望め。 慈しみは主のもとに 豊かな贖いも主のもとに。」
 それではきょうもあなたの上に主の平安が豊かにありますように。

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