おはようございます。ラジオ牧師の山下正雄です。
今朝は旧約聖書詩編の第150編1節の言葉です。
「ハレルヤ。 聖所で 神を賛美せよ。 大空の砦で 神を賛美せよ。」
旧約聖書の詩編は全部で150編あります。きょう取上げるのは、その最後を飾る詩編です。ハレルヤという言葉で始まり、ハレルヤという言葉で終わる「ハレルヤ詩編」です。そればかりかすべての節が「賛美せよ」という言葉で始まります。
新約聖書のフィリピの信徒への手紙を書いたパウロはその祈りの中で、キリストの救いに与る者たちがついには「神の栄光と誉れとをたたえることができるように」と願っています。そういう意味ではまさにこの詩編は救われた者たちにこそふさわしい詩編ということができます。天地万物の創造者である神は、天地万物を新たに造り変え、救いをもたらすお方なのです。
その神への賛美は重厚さを増していきます。角笛、琴、竪琴、太鼓、弦、笛、シンバルと様々な楽器が用いられ、踊りも交えて主の御名がほめたたえられます。そしてついには「息あるものはこぞって 主を賛美せよ。 ハレルヤ。」と結ばれます。
あなたもわたしも聖書の神の救いに与って、神を賛美する壮大な賛美の輪に加わるようにと招かれているのです。
それではきょうもあなたの上に主の平安が豊かにありますように。