おはようございます。ラジオ牧師の山下正雄です。
今朝は旧約聖書詩編の第136編1節の言葉です。
「恵み深い主に感謝せよ。 慈しみはとこしえに。」
この詩編には繰り返されるフレーズが二つあります。一つは「〜に感謝せよ」という言葉です。天地万物をお造りになり、救いの歴史を導かれる神の御業が一つずつ数え上げられ、その一つ一つをなしてくださった神に対して感謝するようにと呼びかけられています。
もう一つ繰り返される言葉は「慈しみはとこしえに」という言葉です。すべての節が、この「慈しみはとこしえに」という言葉で結ばれています。そして136編全体が「天にいます神に感謝せよ。 慈しみはとこしえに。」と結ばれます。
「慈しみ」と訳される言葉はヘブライ語で「ヘセド」という言葉ですが、この言葉は神の恵み深さや慈しみ深さを示す独特な言葉です。人間とはこの神のヘセド、神の慈しみによって生かされているものです。この神のヘセド、神の慈しみにより頼み、感謝しながら生きるときに、人間はもっとも平安で幸せな人生を送ることができるのです。
この詩編のように、私たちをとりまくあらゆるものの中に神の慈しみを見出し、神にいつも感謝を捧げましょう。
それではきょうもあなたの上に主の平安が豊かにありますように。