詩編のことばとこころ 2006年7月9日(日)放送

山下正雄 (ラジオ牧師)

山下正雄 (ラジオ牧師)

メッセージ: 「主に囲われて」(詩編125:2)

 おはようございます。ラジオ牧師の山下正雄です。
 今朝は旧約聖書詩編の第125編2節の言葉です。

「山々はエルサレムを囲み 主は御自分の民を囲んでいてくださる 今も、そしてとこしえに」

 昔、福島に住んでいたことがあります。福島市は周囲を山に囲まれた盆地です。どちらの方角を見ても山が町を囲んでいます。まさに自然に守られている感じがします。しかし、この詩編の作者が見ている風景は日本の景色とは全く違った、もっと厳しい自然の顔だったことでしょう。けれども、その景色の中にも不動の神の暖かい懐を感じたのでしょう。周りを囲む山を見て、この詩編の作者はご自分の民を守ってくださる神の守りの御手を感じたのです。
 神の恵みに囲まれているとは、なんと心地よいことでしょうか。いえ、神の恵みを身近に感じ、神に守られていると日々感じることのできる人生とはなんと素晴らしいことでしょうか。
 神は日々、わたしたちを守ってくださいます。必要な物を与えて養ってくださいます。どんな些細なことでも日々の暮らしの中で神の恵みを数え上げるなら、きっと私たちが神に囲われて生きていることを感じることができるでしょう。聖書の神は御自分の民を囲んでいてくださっています。今も、そしてとこしえに。

 それではきょうもあなたの上に主の平安が豊かにありますように。

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