おはようございます。ラジオ牧師の山下正雄です。
今朝は旧約聖書詩編の第121編4節の言葉です。
「見よ、イスラエルを見守る方は まどろむことなく、眠ることもない。」
この詩編は「都にぼる歌」という表題がついています。エルサレムへむかう巡礼者たちに深いかかわりのある歌なのでしょう。旅にはハプニングがつきものです。地方からエルサレムの神殿に向かう巡礼の旅人にも色々と思わぬ事件が襲うこともあったことでしょう。いつも旅の道は安全とは限りません。夜になれば暗闇に乗じて、強盗が襲うということもあるかもしれません。猛獣が襲うということもあるでしょう。夜の見張り番は責任重大です。心配し始めたらキリがありません。
しかし、この詩編の作者は心配どころか、天と地を造られた神を信頼して、この巡礼の旅路を平安な気持ちで進んでいるのです。たとえ、人間の見張りがまどろんでしまうことがあっても、神はまどろむことも眠ることもなく自分たちを見守ってくださることを確信しているのです。
聖書の神がわたしたちを守ってくださるのは、巡礼の旅ばかりではありません。人生の道のりのどこにいても、聖書の神はいつもわたしたちと一緒にいて、わたしたちを助けてくださるのです。
それではきょうもあなたの上に主の平安が豊かにありますように。