詩編のことばとこころ 2006年2月12日(日)放送

山下正雄 (ラジオ牧師)

山下正雄 (ラジオ牧師)

メッセージ: 「信仰の決断」(詩編119:48)

 おはようございます。ラジオ牧師の山下正雄です。

 今朝は旧約聖書詩編の第119編48節の言葉です。

 「わたしはあなたの戒めを愛し それに向かって手を高く上げます。 わたしはあなたの掟を歌います。」

 詩編の119編はとても長い詩編です。ヘブライ語のアルファベットにならって22のまとまりから成り立っています。その全体を通して絶えず繰り返されるテーマは、神の言葉への信頼と服従です。とりわけ今朝取り上げている6番目のまとまりは、神の言葉に従おうとする信仰の決断を言い表しています。

 何よりも、この詩編の作者は、神の掟と戒めを心から愛しています。愛するとは関心をもって重んじることです。この詩編の作者は神の言葉に対して最大の関心を抱き、これを重んじているのです。無関心からは何もよいものは生まれてきません。まして、神の言葉に無関心でいれば、人の心はどんどん悪に傾いていってしまいます。

 この詩編の作者は愛する神の戒めに向かって、両手を高く上げています。それは祈りと讃美の姿勢です。祈りと讃美は信頼と服従することがなければ捧げることはできません。この両手をあげる姿勢でこの詩編の作者は神の言葉への信頼を服従を言い表しているのです。

 あなたもぜひ神の言葉である聖書に両手を広げて信頼を寄せましょう。

 それではきょうもあなたの上に主の平安が豊かにありますように。

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