おはようございます。ラジオ牧師の山下正雄です。
今朝は旧約聖書詩編の第119編9節の言葉です。
「どのようにして、若者は 歩む道を清めるべきでしょうか。 あなたの御言葉どおりに道を保つことです。」
詩編の119編は22のまとまりからなる「いろは歌」といわれています。それぞれのまとまりは、同じアルファベットではじまる単語が頭に並んでいます。今朝はすべてヘブライ語の二番目のアルファベット文字から始まる歌です。
さて、日本には「若気の至り」という言葉があります。若者の失敗を弁解する時によく使います。血気盛んなことはいかにも若者らしくて微笑ましくも思えます。けれども、いくら血気盛んだからといって、思慮分別をなくしてしまうことは、褒められたことではありません。むしろ、血気盛んだからこそ、踏み外してしまわないように心がけなければならないことがあるのです。
旧約聖書は、若い時にこそまことの神を知ることの大切さを教えています。きょうの詩編の言葉にも、聖書の神の言葉に耳を傾けてこそ、若者は歩むべき道を清めていくことができると教えています。
今の時代は宗教を毛嫌いする傾向にあります。もちろん、偽物の宗教を退ける力は必要です。しかし、まことの神の言葉、聖書の言葉は退けてはならないのです。
それではきょうもあなたの上に主の平安が豊かにありますように。