いかがお過ごしでいらっしゃいますか。キリスト改革派教会提供あすへの窓。水曜日のこの時間はBOX190、ラジオを聴いてくださるあなたから寄せられたご質問にお答えするコーナーです。お相手はキリスト改革派教会牧師の山下正雄です。どうぞよろしくお願いします。
それでは早速きょうのご質問を取り上げたいと思います。今週は大阪府にお住まいのH・Aさん、男性の方からのご質問です。長いお便りですが全文をご紹介します。
H・Aさん、お便りありがとうございました。お便りを通して、長い間眠ることができない苦しい夜を過ごしていらっしゃるご様子を知ることができました。わたし自身、若かった頃、心配事や悩み事で夜も眠れない経験をしたことがありましたが、それは、今から振り返ってみればほんのひと時のことでした。H・Aさんのようにずっと長い間そういう状態が続いたというわけではありませんから、H・Aさんのその苦しいお気持ちを察しきることはできていないかもしれません。きっとこの番組を聴いていらっしゃる方の中には、H・Aさんと同じような不眠に悩んでいらっしゃる方も大勢いらっしゃることと思います。そして、その方たちには、H・Aさんの苦しさが痛いほどわかっていらっしゃるのではないかと思います。「山下先生、いつもあすへの窓を聴いています。信仰の悩みなど参考になります。
わたしは今67歳の信仰暦32歳のクリスチャンです。しかし、苦しいことばかりでした。今も苦しいです。27歳に発病してから不眠と躁鬱病のために12回も精神病院に入院し、イエス様を信じてから10回精神病院に入院しました。
幸い大会社に勤めていたので、60歳まで会社におられましたが、仕事もうまくできませんでした。32年間什一献金もし、ローマ人への手紙12章1節にあるようにわたしの命を神に捧げているのに、睡眠薬や精神安定剤を飲んでも夜が眠れず、全く眠れない日もあります。夜さえ眠れたら問題ないのですが、それがかなえられません。
聖書イザヤ書29章10節に「主はあなた方の上に深い眠りの霊を注ぎ…」とあり、眠りは神様から来るしるしとされています。また、詩篇4篇8節に「平安のうちにわたしは身を横たえ、すぐ、眠りにつきます。主よ、あなただけがわたしを安らかに住まわせてくださいます」とある、眠りは主イエス・キリストさまから来ると記されています。
また、牧師に手を置いて癒しの祈りをしてもらっても夜に眠れません。さらに、ヤコブの手紙5章14節にあるようにオリーブ油を注いで祈ってもらっても癒されません。
寝る時、主イエス様に祈ってから寝るのですが、3時間くらいしか眠れずに苦しんでいます。御言葉に「キリストの打ち傷によりあなたがたは癒されたのです」とありますが、わたしにはそれがなされません。クリスチャンでも精神病に苦しんでいるとお聞きしますが、信仰と癒しについてご意見をいただければ幸いです」
病者の祈り
大事をなそうとして
力を与えて欲しいと神に求めたのに
つつしみ深く従順であるようにと
弱さを授かった
より偉大なことが出来るように
健康を求めたのに
より良きことが出来るようにと
病弱を与えられた
幸せになろうとして
富を求めたのに
賢明であるようにと
貧困を授かった
世の人々の賞賛を得ようとして
権力を求めたのに
神の前にひざまづくようにと
弱さを授かった
人生を享楽しようと
あらゆる物を求めたのに
あらゆる物を喜べるようにと
命を授かった
求めたものは
一つとして与えられなかったが
願いはすべて聞きとどけられた
神の意に添わぬ者であるにもかかわらず
心の中の言い表せない祈りは
すべてかなえられた
わたしはあらゆる人の中で
最も豊かに祝福されたのだ