お元気ですか。ラジオ牧師の山下正雄です。
クリスマスまであと一週間となりました。神のもとから遣わされたキリストはあるときこんなことをおっしゃいました。
「わたしが来たのは律法や預言者を廃止するためだ、と思ってはならない。廃止するためではなく、完成するためである。」
イエス・キリストがこの世にきてくださったことをお祝いするのがクリスマスです。キリストがお生まれになたおよそ2000年程前も、そして今も、救い主に対するイメージは様々です。人々は自分の望む救いを心に描き、その救いを実現してくれる人を救い主として待ち望むのです。
しかし、イエス・キリストはご自分が「律法や預言者を完成するために来た」とおっしゃいます。「律法や預言者」というのは言い換えれば「旧約聖書」といってもよいでしょう。そこには神の御心が書き記されています。イエス・キリストがいらっしゃったのは神の御心を完成するためなのです。
罪の力が支配する世界は闇の世界です。そこからは幸せは生まれてきません。神の御心が完成される世界に生きてこそ、人間は幸せに生きることができるのです。
きょうのみ言葉・・・「わたしが来たのは律法や預言者を廃止するためだ、と思ってはならない。廃止するためではなく、完成するためである。」マタイによる福音書5章17節