いかがお過ごしでしょうか。江古田教会の風間義信です。
この時期は学園祭、文化祭などが各地で盛んに行われています。そこにはさまざまなお店があり、食べ物や飲み物、手作り品などたくさんのものがあります。そしてそれらの売り上げをそれぞれの団体の活動費にしたり、時には何かのために寄付することもあるようです。ところが、時にはあまりにもお金儲けのことばかり考えてしまい、お祭りを楽しむなどという思いはすっかりなくなってしまうことがあります。これはとても残念なことです。
イエス・キリストが活動されていた時、人々は神様を礼拝するために神殿というところに集まってきました。礼拝の時にささげものをするのですが、遠くからの人たちのことも思って、そこにはささげ物を売っているお店が出ていました。一見便利でありがたい感じですが、これをご覧になったイエス様は大変お怒りになりました。「わたしの家は、祈りの家でなければならない。ところが、あなたたちはそれを強盗の巣にした。」(ルカ19:46)とまで叱られたのです。
物や商売がいけないのではありません。それに心を奪われて大切なものが見えなくなってしまう、それが問題です。神様を礼拝する所、そこに集う一人一人の心、それが本来の目的から離れてしまって形だけになる時、それは神様にとって大きな悲しみです。心向ける時に、しっかりとあなたの心を注ぎ出していきましょう。