ごきげんいかがですか。綱島教会の川杉安美です。
イエス様が旅をしていたときのことです。エリコという町に入られました。そのころはもうイエス様のうわさもずいぶんと広まっていました。イエス様が来られるというので、人々が群がってきます。
そんな中、ザアカイという人も、イエス様とはいったいどんな人なのか、見てみたいと思いました。しかし、彼は背が低いために、群衆に遮られて、イエス様を見ることができません。それにザアカイは、色々と人を騙すようにしてお金を儲けていたので、人々からは疎んじられていました。おそらく周りの人たちも、ザアカイには、場所をゆずることもせず、手助けもしなかったことでしょう。それでもザアカイは、何とかイエス様を見てみたいと思い、先回りして、木に登って、イエス様が通るのを待っていました。
そこへイエス様が通りかかります。するとどうでしょう、何とイエス様の方から、木の上にいるザアカイに話しかけます。「ザアカイ、急いで降りて来なさい。今日は、ぜひあなたの家に泊まりたい。」。人々は、人を騙すようなザアカイのところに宿をとるなんてとつぶやきます。しかし、ザアカイは喜んでイエス様を迎え入れます。この出来事をきっかけにして、ザアカイは心を入れ替え、貧しい人々に施しをするような人に変えられたのです。イエス様は、ザアカイの何もかも知っておられた上で、声をかけてくださり、ザアカイを新しい人に変えてくださったのです。何もかも知った上で、イエス様は声をかけてくださいます。今日はぜひ、あなたのところに。