ごきげんいかがですか。綱島教会の川杉安美です。
イエス様のことが、まだそんなに知れ渡っていなかった時の話です。イエス様と出会ったフィリポという人が、友だちのナタナエルにイエス様のことを紹介しようとします。フィリポがナタナエルに言います。
「旧約聖書で、昔から約束されていたお方と出会ったよ、ナザレの人でイエスだ」と。そうすると、ナタナエルは答えます。「まさかナザレからは、そういう人は出ないだろう」。それでもフィリポが、とにかく来てみなさいと、ナタナエルをイエス様のところに連れていきます。
そうすると、イエス様がナタナエルを見て、「この人は本当のイスラエル人だ。この人には偽りがない。」と言うのです。まだ話しもしていないのに。ナタナエルはびっくりしたことでしょう。「どうしてわたしを知っているのですか。」とイエス様に聞きます。そうすると、イエス様が答えます。「わたしは、あなたがフィリポから話しかけられる前に、いちじくの木の下にいるのを見た。」。ナタナエルが、フィリポからイエス様のことを聞く前に、誰もいないいちじくの木の下で一人でいたときに、すでにイエス様のまなざしがあったということです。
誰かがあなたを教会に誘う、キリスト教に誘う、それは、すでにイエス様の眼差しが、あなたの上にあるからなのではないでしょうか。この放送に耳を傾ける、それは、すでにイエス様の眼差しが、あなたの上にあるからなのではないでしょうか。イエス様がおっしゃるのです。「私はあなたを見た」。