いかがお過ごしでしょうか。東京教会の今井献です。
ヨハネ福音書13章にイエス様が弟子たちの足を一人ひとりお洗いになったということが記されています。
その後、イエス様はおっしゃいました。「主であり、師であるわたしがあなたがたの足を洗ったのだから、あなたがたも互いに足を洗い合わなければならない」、「はっきり言っておく。僕は主人にまさらず、遣わされた者は遣わした者にまさりはしない。」
イエス様は何をおっしゃりたかったのでしょうか。
第一に、あなたがたの主であるわたしが僕となったのだから、あなた方も僕となって人に仕えなさいということ。第二に、そのためには、まずあなた方が互いに足を洗い合い、仕え合いなさいということ。知り合いの中でこそライバル心、競争心がおこるからです。しかし、教会において互いに仕え合うなら、それが世に対する大きな力になります。
第三に、ここには裏切り者のユダがいました。ユダの間違いは、主イエス以上に自分の方が何か立派な者、知恵ある者であるかのように錯覚したことです。もしかしたら、イエス様が身を低くして人に仕える姿に我慢ならなったのかも知れません。
人が神の知恵以上に賢く、何かできると考え始めると、聖書の真理はわからなくなってしまいます。
ユダは銀貨30枚でイエスを売り渡しましたが、すぐに後悔します。しかし、もう後の祭りで、自ら首をくくって身を滅ぼしてしまいました。
心を素直にしてに神の知恵に聞くこと、これほど人にとって新鮮な驚きと発見はありません。