いかがお過ごしでしょうか。湘南恩寵教会の鈴木牧雄です。けさの聖書の言葉は、フィリピの信徒への手紙3章8節です。
「(わたしは)主キリスト・イエスを知ることのあまりのすばらしさに、今では他の一切を損失とみています。」
これは使徒パウロの言葉ですが、それにしても少し大袈裟ではないでしょうか。
私たちにも、一生懸命がんばり、それが報われてよい結果が出るということがあります。しかし、一段落すると、これは一体何だったのか、何のためになるのか、というモヤモヤが心の中にあるのに気づくことがあります。それは、生きる大きな目的をまだ見つけていない時です。
人生を支える目的をつかんでいないなら、いくら熱く燃える体験をしても、必ず、自分は空回りしているだけではないかと虚しくなり、一体この人生はどこへ行ってしまうのかと不安にさいなまれてしまいます。それが人間というものです。
実はパウロという人も同じでした。しかしある時パウロは、人生の決め手はキリストを知ることにあるということに気づきました。決して自分の今までの努力や結果をすべて否定したのではありません。むしろそれらを本当に意味あるものとして下さるキリストというお方と出会い、人生を180度変えることができました。それは、まさに他の一切が損失と見えてしまうほど、パウロにとって衝撃的なことだったのです。
このように、キリストは私たちに生きる目的を教え、導いてくださる救い主です。このお方を知れば、誰でも人生を変えていただくことができます。