今日もお元気にお過ごしですか。三郷教会の持田浩次です。
イエス様が十字架にかかられたのは、午前9時のことでした。それから「昼の12時になると、全地は暗くなり、それが3時まで続いた」と聖書に書かれています。
なぜ暗くなったのでしょうか。ある人は、砂漠から吹いてきた熱風が砂をまき上げたので暗くなったと考えました。けれども、砂嵐では暗闇まで暗くなることはありません。
ある人は、この日にちょうど日食がおこって、暗闇になったと考えましたが、この日は過ぎ越の祭りの日で、夜に満月になる日なので、昼に日食がおこることはありません。
昼の12時から3時までの暗闇は、イエス様が十字架の死によって、霊的な暗闇を受けておられることを象徴していました。
弟子たちに見捨てられ、イスラエルの指導者やローマの兵隊からもあざけられたイエス様は、父なる神様にも見捨てられました。
それで「わが神、わが神、なぜわたしをお見捨てになったのですか」と叫ばれたのです。
私たちが味わったことのない暗闇、神様からさえも見捨てられるという霊的暗闇をあらわす出来事が、昼から3時間の暗闇でした。
イエス様が私たちの代わりに暗闇を経験されたので、私たちは暗闇を歩かなくても良くなりました。だれでもイエス・キリストの十字架が自分の身代わりであると信じるだけで命の光を持つようになるのです。
今日の聖書の言葉。イエス・キリストのことば。
「わたしは世の光である。わたしに従う者は暗闇の中を歩かず、命の光を持つ。」(ヨハネによる福音書8章12節)