お元気ですか。新座志木教会の弓矢健児です。
ここ数年、社会の中で格差が広がり、将来に不安を持つ方々が増えています。確かに仕事のことや、子育て、老後のことなど、考えれば考えるほど不安になるような社会です。
しかし、いくら将来のことを不安に思っても問題は解決しません。それどころか、考えれば考えるほど気分は落ち込んで押しつぶされてしまいます。そうなったらどんな人でも元気に生きることなどできません。では一体どうしたらよいのでしょうか。
新約聖書マタイによる福音書6章33節、34節で、イエス様は次のように教えておられます。
「何よりもまず、神の国と神の義を求めなさい。そうすれば、これらのものはみな加えて与えられる。だから、明日のことまで思い悩むなな。明日のことは明日自らが思い悩む。」
ここでイエス様は将来に無計画な、その日暮らしの生活を勧めておられるのではありません。そうではなくて、明日の不安に心を奪われるのではなく、神様から与えられている今日という日を精一杯生きること。それが何よりも大切であると教えておられるのです。
そして、仕事であれ、勉強であれ、何であれ、日々、それらのことを通して神様と隣人に仕えて行く時、神様はわたしたちに必要なものをすべて用意してくださるのです。
神様の愛の中で毎日を感謝して一生懸命に生きる。それが明日を生きる力となるのです。