お元気ですか。横浜中央教会の立石章三です。
今週はキリスト教の洗礼を受ける時の誓約(誓いの言葉)について考えます。どの教会でも一人のクリスチャンが誕生するためには、洗礼を受けねばなりません。この時どんな誓いの言葉を用いるかによって、その教会の体質が分かります。なぜなら、洗礼というのはキリスト教にとって最も大切な儀式で、この儀式の言葉にキリスト教のエッセンスが詰め込まれているからです。
今週は6か条ある誓約の言葉のうち、最初の4か条を学びましょう。第1条は、「あなたは天地の造り主、唯一の生けるまことの神のみを信じますか」という問いです。
日本では八百万の神が存在すると考えられていますから、どの神様ですかと聞いてみなければなりませんね。私たちクリスチャンが信じるのは、聖書に紹介され、聖書から語りかけてこられる神様です。
聖書が教える神様は、まず天地をお造りになった方です。つまり宇宙のすべて、その中にある太陽も星も造った方、また私を造った方です。天照大神と呼ばれますように、多くの宗教が太陽を神様と位置付けていますが、聖書の創世記を読みますと、太陽は単なる神様の照明道具であって神ではありません。
またこの方は今生きておられる神様で、私の誕生、生涯、死という人生のすべてを導いておられます。そして聖書から私たちに語りかけてこられるこの神様だけが唯一のまことの神です。神様は何人もいるのではありません。日本では死んだ人が神に祭り上げられていますが、造られたものにすぎない人間が神になれるということは、その程度の神なのです。
私たちは、天地の造り主、唯一の生けるまことの神のみを信じています。