ごきげんいかがでしょうか。今週1週間この番組を担当します、東京の中野区にあります江古田教会の風間義信です。どうぞよろしくお願いします。
日本語で最も美しい言葉は、「ありがとう」だと言われています。そもそもこの言葉は「ありがたし」から出てきたもののようでして、この「がたし」というのは難しいという意味です。ですからめったにありえないことが起こったことが「ありがとう」ということです。これが感謝の心です。ですからやってもらって当然、あって当たり前というところからは感謝は生まれてきません。
聖書の中に「どんなことにも感謝しなさい。」(1テサロニケ5:18)とあります。でもこの言葉だけがぽつんとあるのではなく、そのあとに「これこそ、キリスト・イエスにおいて、神があなたがたに望んでおられることです。」と続いています。
私たちの毎日の生活の中には、それこそありがたくないことがたくさんあります。とても「どんなことにも感謝しなさい。」とは言えない気がします。しかし、今、こうして生かされているところに、ありえないことが起こっているのです。それがイエス・キリストが私の罪のために身代わりとなって死んでくださったことです。
とても出来ないことを、イエス様があなたのためにしてくださった、このことに対する応答としての感謝を持って生きていくこと、「これこそ、キリスト・イエスにおいて、神があなたがたに望んでおられること」なのです。