ごきげんいかがですか。綱島教会の川杉安美です。
旧約聖書の詩編1編に、次のような言葉があります。
「主の教えを愛し その教えを昼も夜も口ずさむ人。その人は流れのほとりに植えられた木。ときが巡り来れば実を結び 葉もしおれることがない。その人のすることはすべて、繁栄をもたらす。」
ここでは、主の教えを昼も夜も口ずさむ人、というふうになっています。主の教え、今日では聖書の教え、それを昼も夜も口ずさむ、そういうことです。おそらくただ聞いただけで実行しないとか、聞いたときは喜んで受け入れてもすぐに忘れてしまうとか、そういうことではないのでしょう。
そうではなく、一日中聖書の教えを意識している、口ずさんでいる、その教えに従って歩もうとする、そういう姿勢のことを言っているのでしょう。そのようにするならば、ちょうど水が豊かな土地に植えられた木のように、ときがくればその人の歩み、その人の人生は実を結ぶようになるということです。
そういえば、イエス様も教えられたこともあります。「立派な善い心で御言葉を聞き、よく守り、忍耐して実を結ぶ」というふうに。まずは、聞いた聖書の言葉、学んだ聖書の教え、それを口ずさむ、昼も夜も口ずさんでみる、小さな声でいいので、いつも意識して口ずさむ、そこから始めてみましょう。そうすれば、やがてその聖書の言葉が、身についてきて、そうして生活の中に豊かに実を結ぶようになるでしょう。