いかがお過ごしでいらっしゃいますか。湖北台教会の島田悦子です。
夫が天に召されて9年経ちました。41年間の結婚生活でしたから、それは寂しくなりましたが、最後の入院の病床で洗礼を受けることができました。
生前の夫は、私が洗礼を受け教会生活を続けることに反対はしませんでした。むしろ協力さえしてくれていました。「君は本当に教会が好きだね。」と言いながらも、信仰は自分自身の問題とは考えていないようでした。夫に教会生活について知っていてほしいので、私は教会で感動したことや、こんな問題があるので取組んでいるとか、何でもよく話題にしていました。
新約聖書の使徒言行録16章31節に「主イエスを信じなさい、そうすればあなたもあなたの家族も救われます」とあります。よく引用されているみことばです。その次に続いて「そして看守とその家の人たち全部に主の言葉を語った」とあります。
みことばには力がありますから、まず主の言葉を伝えることが伝道だといつも思っています。私は毛筆でよくみことばを書きます。夫の側で、教会の看板用やプレゼント用に、聖書をめくりながら、みことばを選んでいました。。こんな時も、私はみことばを伝えるチャンスの一つだと思っていました。そして夫の心を開いてくださいと祈り続けました。
洗礼を受けた夫はホスピスで穏やかな時を過ごし、「先に行くから、後から来いよ」のことばを残してくれました。神様は私の祈りに応えてくださったのです。