お元気ですか。新座志木教会の弓矢健児です。
この番組を聞いておられる皆さんの中には、長い間、病の床にある方、難しい問題を抱えておられる方もいらっしゃると思います。わたしの場合も、実は2年ほど前に突然、元気だった母が病にかかり、厳しい状態になりました。
神様が愛の神様で、恵みの神様であるなら、なぜ、わたしたちに試練や苦難をお与えになるのか。どうして神様は、わたしたちに楽しいことや、嬉しいことだけを与えてくださらないのか。正直、そのように思ってしまうことがあります。
しかし、新約聖書ヤコブの手紙1章12節は次ぎのように教えています。
「試練を耐え忍ぶ人は幸いです。その人は適格者と認められ、神を愛する人々に約束された命の冠をいただくからです。」
聖書は、わたしたちが経験する試練は決して無意味ではないと教えています。それどころか、試練はわたしたちを永遠の命に相応しい者へと成長させると言うのです。
試練や苦難は決して楽しいものではありません。時にはそこから逃げ出したいと思うこともあります。しかし、苦しい時こそ、神様が自分を愛し、自分を成長させていてくださるのだ、ということに目を向けて行きたいと思います。