櫻井良一（東川口教会牧師）

メッセージ： 「主導権はイエスに」

　ご機嫌いかがですか。東川口教会の櫻井です。

　あなたは神様を信じるために自分は何をしたらよいのだろうかと悩んだことがありますか。実は聖書を読んで、神様を求め、教会に来られる多くの人はこのような疑問を抱き、そしてその答えを求めています。

　聖書を読むと最初にイエス様の弟子になったペトロやヨハネたちは、家族や今まで自分が大切にしていたものをすべて捨ててイエス様に従ったと書かれています。そこで先ほどのような疑問を抱いている人はこのような箇所を読むと、自分も同じようなことをしなければならないと考え込むのです。そしてイエス様に従うのは自分には無理だと早急に結論を下してしまいます。

　しかし、この聖書の物語で注目すべきことは、そこでの主人公はイエス様であって弟子たちではないと言うことです。この物語はすべてを捨ててイエスに従った弟子たちを褒め称えるために書かれたものではないのです。むしろここでは、イエス様がどんな人間でも自分に従わせることができる力を持っておられることを教えているのです。ですから、私たちはこの物語を読んで、自分にも同じようなことができるだろうかと悩む必要はないのです。イエス様の素晴らしい力があれば、こんな私でもイエス様の弟子になれると信じることができるのです。

聖書の言葉

「イエスは、「わたしについて来なさい。人間をとる漁師にしよう」と言われた。」マルコによる福音書1章17節