持田浩次（三郷教会牧師）

メッセージ： 「人を裁かないために」

　今日もお元気にお過ごしですか。持田浩次です。

　だれにも、人を悪く言ってしまったことがあると思います。だれにも、人を批判したり、裁きたくなる心があるようです。人間関係で問題が起こる時には、たいていどこかで人を裁く言葉が使われています。人を裁かずに、一生を過ごすことができる人がおられるでしょうか。それはとても、むずかしいことです。

　イエス様は、弟子たちに言われました。

　「人を裁くな。あなたがたも裁かれないようにするためである。あなたがたは、自分の裁く裁きで裁かれ、自分の量る秤で量り与えられる。あなたは、兄弟の目にあるおが屑は見えるのに、なぜ自分の目の中の丸太に気づかないのか。」マタイによる福音書７章１節から３節のみ言葉です。

　人を裁いてしまう心のどこかに、自分が相手よりも正しいという気持ち、相手よりも上にいるような気持ちがあります。人の目の中のおがくずにこだわってしまう私たちに、イエス様は、自分の目の中の丸太に気づくようにと教えておられます。人の欠点が気になる時こそ、その欠点が自分にもないかどうかを振り返るチャンスです。ただ相手を責めて、裁いてしまうだけなら、自分を振り返る機会をなくしてしまいます。それだけでなく、その裁き方によって、神様から裁かれてしまいます。人を裁かないために、自分の目に丸太がないか調べましょう。

　今日の聖書の言葉。イエス・キリストのことば。
「人を裁くな。あなたがたも裁かれないようにするためである。」マタイによる福音書７章１節