おはようございます。ラジオ牧師の山下正雄です。
今朝は旧約聖書詩編の第85編の言葉です。
「主よ、あなたは御自分の地をお望みになり ヤコブの捕われ人を連れ帰ってくださいました。御自分の民の罪を赦し 彼らの咎をすべて覆ってくださいました。」
12月は救い主イエス・キリストの誕生を覚える月です。キリストがやって来られたのは罪の赦しを与えるためです。
その昔、イスラエルの民は神に選ばれた特別な民族でした。しかし、神が望んでおられる道を歩みませんでした。それで、とうとう国は滅ぼされ、国の主だった人々は捕虜として外国に連れ去られてしまったのです。しかし、神はこの民を見捨てられたのではありません。民を外国の地から連れ帰り、犯した罪に赦しを与えたのです。そのことがきょうの詩編に歌われています。
罪という敵に囚われているのは、昔のイスラエルばかりではありません。人は罪の支配の下に置かれています。決して自由の身ではありません。一人一人の心が罪の思いに支配されています。罪に染まった人間が作り上げる社会は罪によって歪んでいます。神は救い主イエス・キリストを通して、わたしたちをこの罪の支配から連れ帰ってくださるのです。
わたしたちを神のもとへと連れ帰ってくださるお方、救い主イエス・キリストに目を留めましょう。
それではきょうもあなたの上に主の平安が豊かにありますように。