おはようございます。ラジオ牧師の山下正雄です。
今朝は旧約聖書詩編の第100編の言葉です。
「知れ、主こそ神であると。 主はわたしたちを造られた。 わたしたちは主のもの、その民 主に養われる羊の群れ。」
わたしはわたしのものであって、誰のものでもないと、誰もがそう思っているかもしれません。確かに自分の思い通りにことが運んでいるときには、誰もが自分こそが自分の所有者であると思っています。
しかし、人生には様々な壁にぶち当たる時があります。健康でいたいと思っていても、病気になってしまうことがあります。働きたいと思っていても、会社を辞めざるを得ないこともあります。もっと長生きしたいと願っても、人生の半ばで世を去ることもあります。
では、わたしのほんとうの所有者は、病気や会社や死なのでしょうか。そうではありません。
宗教改革時代に書かれたハイデルベルク信仰問答書の最初にこんな問いがあります。「生きるにも死ぬにも、あなたのただ一つの慰めは何ですか」。それに答えて問答書はこう記しています。「わたしがわたし自身のものではなく、体も魂も、生きるにも死ぬにも、私の真実な救い主イエス・キリストのものであることです」
詩編の作者も言っています。「わたしたちは主のもの、その民 主に養われる羊の群れ。」
それではきょうもあなたの上に主の平安が豊かにありますように。