おはようございます。ラジオ牧師の山下正雄です。
今朝は旧約聖書詩編の第90編の言葉です。
「山々が生まれる前から 大地が、人の世が、生み出される前から 世々とこしえに、あなたは神。」
聖書を理解する上で、もっとも大きな前提は「神がいます」ということです。それも、あるときひょっこり生まれた神でもなければ、人間が心の中で生み出した神でもありません。聖書の神は実にとこしえからとこしえまで神でいらっしゃるお方です。聖書の神に先立つ時代もなければ、聖書の神を超えて時代が存続することもないのです。それで、聖書の神はご自分を「わたしはアルファであり、オメガである。最初の者にして、最後の者。初めであり、終わりである」(黙示22:13)とおっしゃっています。
天も地もその中にあるどんなものも、移ろい行くものです。いつかは消え去ってしまいます。人間もそうです。「人は草のように移ろいます。朝が来れば花を咲かせ、やがて移ろい、夕べにはしおれ、枯れて行きます。」(90:5-6)
けれども、聖書の神は永遠に変わることがありません。そうであればこそ、神はわたしたちが安心して宿ることのできるところなのです。この神のうちに憩う時に、平安な心で生涯の日々を送ることができるのです。
それではきょうもあなたの上に主の平安が豊かにありますように。