おはようございます。ラジオ牧師の山下正雄です。
今朝は旧約聖書詩編の第15編の言葉です。
「主よ、どのような人が、あなたの幕屋に宿り 聖なる山に住むことができるのでしょうか。」
この詩編の作者が投げかけている質問は、神の御前に真剣に生きようとしている者にとっては、是非ともその答えを聞きたいと願う質問です。
この詩編では、その資格を次々と並べていきます。
「完全な道を歩き、正しいことを行う人。 心には真実の言葉があり 舌には中傷をもたない人。 友に災いをもたらさず、親しい人を嘲らない人。主の目にかなわないものは退け 主を畏れる人を尊び 悪事をしないとの誓いを守る人。」
ここまで聞くと、いったい誰がそのように完全で欠けるところのない人なのだろう、一体誰がそんな資格をもつことができるだろうと思ってしまいます。そして、再び最初の質問に戻ってしまいます。
「主よ、どのような人が、あなたの幕屋に宿り 聖なる山に住むことができるのでしょうか。」
おそらく、何度尋ねても、その答えは同じ事でしょう。大切なのは、絶えずこの質問を繰り返し、自分自身を神の御前に省みることではないでしょうか。もし自分が足りないと思うなら、自分に失望するのではなく、むしろ神の恵みにより頼んで生きることではないでしょうか。神の恵みがなければ、神の目に叶うことは出来ないのですから。
それではきょうもあなたの上に主の平安が豊かにありますように。