キリストへの時間 2005年8月7日放送    キリストへの時間宛のメールはこちらのフォームから送信ください

泥谷逸郎

泥谷逸郎(山田教会牧師)

メッセージ: 「キリストは再び来られる」

 山田教会牧師、泥谷逸郎です。

 最近、高知近辺では南海地震が近づいているので、備えをするようにと言う報道が続いています。新聞もラジオもテレビも「備えあれば憂いなし」ということで、一口メモの知恵を与え続けてくれています。これを聞いて賢い人々はいろいろと対策を講じています。確かに地震やそれに伴う津波はこの地球上に恐ろしい災害をもたらします。わたしたちはスマトラでの巨大地震とそれに伴う大津波の恐ろしい様子をテレビで見ました。この津波によって、地震の被害はほとんどなかったインド洋の諸国が大きな被害を受けました。それほど大きな地震と津波でも、被害を残したのは地球上の一部に過ぎません。

 しかしイエス・キリストは人類の計り知れない罪のゆえに地球全体が、それだけではなく全宇宙が崩壊する恐ろしい日が来ると預言しておられます。その日はイエス・キリストが再び来られる日に起こると預言しておられます。人類が重ねてきた数々の罪のために、イエス・キリストが最後の審判を下される日が来ます。キリストは次のように人類全体に警告しておられます。

 「その苦難の日々の後、たちまち太陽は暗くなり、月は光を放たず、星は空から落ち、天体は揺り動かされるそのとき、人の子の徴が天に現れる。そして、そのとき、地上のすべての民族は悲しみ、人の子が大いなる力と栄光を帯びて天の雲に乗って来るのを見る。」(マタイ24:29-30)

 これは決してある人の詩的文学的空想的表現ではありません。目に見える形で、世界の終わりの日に実際にキリストがなさる出来事です。

 こういうわけですから、キリストはわたしたちが一人もこのような恐ろしい審判に遭遇しないために「救われよ」と呼びかけておられるのです。

 大昔のことですが、ノアと言う信仰深い人がいました。この人の時代に大洪水が起こりました。この洪水の日に神様が教えてくださった通りに箱舟を作り、それに乗ったノア一家だけが救われました。キリストが再び来られるのは、このノアのときと同じです。洪水になる前は、ノアが箱舟に入るその日まで、人々は食べたり飲んだり娶ったり嫁いだりしていました。そして、洪水が襲ってきて、一人残らずさらうまで、何も気がつきませんでした。キリストが再び来られる最後の審判の日の場合もこのようです。これは大洪水によって審判をなされたお方自身が証言しておられる言葉です。

 このような恐ろしい出来事が起こるまでには、自分は死んでいるだろうと考えて安心することはできません。最後の審判の日にはそのとき死んでいる者も生き返らされて裁きを受けることになっているからです。

 この裁きを逃れる道は一つだけ用意されています。神様がわたしやあなたのために用意してくださっている道です。それは「わたしは道であり、復活であり、命である」(ヨハネ14:6、11:25)と言われるイエス・キリストを信じて、心に受け入れ、救っていただく方法です。わたしたちが救われる道はこの他にはありません。神様はあなたやわたしが救われるために、今、忍耐して待っておられます。

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