ご機嫌いかがですか。日本キリスト改革派教会の牧師、足立です。
今週は、アドベントの第2週ですね。アドベントは、私たちの心をクリスマスに備える期間です。聖書の御言葉に耳を傾け、クリスマスに私たちの希望を見出しましょう。
旧約聖書の民数記第24章17節の御言葉をお読みしましょう。
「わたしには彼が見える。しかし、今はいに。彼を仰いでいる。しかし、間近にではない。ひとつの星がヤコブから進み出る。ひとつの笏がイスラエルから立ち上がり、モアブのこめかみを打ち砕きシェトのすべての子らの頭の頂を砕く。」
民数記第24章は、モアブの王バラクが預言者バラムにイスラエルの民を呪わせたこと物語れています。
この御言葉は、神が預言者バラムを通してイスラエルの民を祝福されたものです。預言者バラム自信は、後にカナンを占領したイスラエルの民に殺されます。イスラエルの民に、偶像礼拝と姦淫の罪を犯させ、災いをもたらした預言者だったからです。
神は、預言者バラムを用いて、イスラエルの国から偉大なダビデ王が生まれ、モアブの民を支配することを告げられました。そして、ダビデ王の子孫としてキリストが生まれられたのです。
この預言者バラムは、悪人です。しかし、神は彼にキリストを見させられました。キリストが十字架によって彼のように滅ぶべき私たちを救うためにこの世に来てくださったからです。クリスマスには、神が開くに打ち勝たれた喜びの出来事です。