いかがお過ごしでしょうか。川越教会の木村香です。
人々が小さな子供をイエス様のところに連れてきました。イエス様の弟子たちは、邪魔だよ、あっちに行っていなさい、と追い払おうとしました。しかしイエス様は「子供たちをわたしのところに来させなさい」と言われ、子供たちを歓迎して下さいました。ただ子供がお好きだったのではないですね。神の国はこのような者たちのものであると言われるのです。神の国、天国にはいる鍵がここにあるから、と。
どういうことでしょうか。イエス様は子供のように神の国を受け入れるのでなければそこに入れない、と言われます。子供は、親を信頼しています。絶対的に信頼しています。食事ができる、着るものがある、お家がある。親の愛を当然のこととして受けています。それは厚かましいのではなく、子供としての信頼です。食べ物に変なものが混じっていないか、そんなことを心配する子供はいません。親の愛を絶対的に信頼していますから。だから子供は親に従順です。疑いません。旅行に連れてってもらえるけれど、費用は大丈夫かしら。途中で棄てられてしまわないかしら。そんな余計なことを心配しないで親についていきます。
そんな意味での神様への信頼、従順。それをイエス様はわたしたちに教えておられるのです。天国に入る鍵は、神様への、子供としてのわたしたちの一途な信頼、従順にあるのだよ、と。それは訳も分からずに信頼するということではありません。神様は実際にわたしたちを愛して、御自分の子供のように扱って下さるのです。わたしたちのお父さんとなっていて下さるのです。わたしたちは大人のように理屈をつけないで、単純に神様に信頼すればいいのです。