今日もお元気にお過ごしですか。持田浩次です。
今まで見たことも聴いたこともないことを信じることは、むずかしいことです。どんなに周りの人たちが信じると言っても、実際に自分が確かめていないことを信じることは、難しいことだと思います。
復活されたイエス様は、ある時、弟子たちの所へ来られました。けれども、弟子のトマスは、その場にいなかったので、イエス様の復活をどうしても信じられませんでした。トマスは、イエス様の手に釘のあとを見てそこに自分の指を入れてみなければ、決して信じないとまで言いはりました。トマスは、自分の心にある疑いをあいまいにして、むりに信じようとはしないで、正直に「信じられない」と言いました。
そのような、信じられないトマスのために、イエス様はもう一度来てくださり、トマスに言われました。
「あなたの指をここに当てて、わたしの手を見なさい。信じない者ではなく、信じる者になりなさい。」
すると、トマスは、「私の神、私の主よ」と言って信じました。
イエス様は、トマスだけでなく、私たちの疑いや迷いも、よくご存じです。そしてそのような弱い私たちを、見捨てないで、信じられるように導いてくださいます。イエス様は、ひとりひとりに一番ふさわしい方法で、救いに導いてくださるお方です。
今日の聖書の言葉。イエス・キリストのことば。
「わたしを見たから信じたのか。見ないのに信じる人は、幸いである。」ヨハネ20:29