お元気ですか。横浜中央教会の立石章三です。
サザエさんのマンガでは、サザエさんは一体何歳なのでしょうか。このマンガが始まったのは私が生まれた年、昭和24年ですからもう56年もたつのですね。私は今月誕生日がきて56歳です。それならサザエさんはもう80歳近くなっているはずです。
映画の世界でも同じことが起こります。スクリーンで美しかった女優ほど、人前に姿を現すのを嫌がります。現実の姿とのギャップがあまりにも大き過ぎるからです。私たちは誰でも年を取り老いていきます。けれども「老いの坂をのぼりゆき、かしらの雪つもるとも、変わらぬわが愛におり、安けくあれ、わが民よ」と言ってくださる方がおられます。復活のキリストは老いることがありません。
誰かが言っていました。「天国って老人ばかりがいるのかしら」。そんなことはありません。天国には、誰もが完成された姿になっています。赤ちゃんの時死んだ子供はどんな姿になっているのでしょうか。それは分かりません。人間の常識で分かるはずがないからです。でもパウロは大きなヒントを与えています。「キリストは私たちの卑しい体を、ご自分の栄光ある体と同じ形に変えてくださる」。
この栄光ある体とは、地上を歩かれた時のイエスの体ではなく、復活された後のキリストの体です。それを見たパウロはこう言いました。「私は天からの光を見たのです。それは太陽よりも明るく輝いて、周りを照らしました」。パウロはこの光を見て目が見えなくなってしまいました。それほどまぶしかったのです。
これが復活されたイエスの姿でした。私たちもこの光り輝く姿に変わるのです。