ご機嫌いかがですか。高島平キリスト教会の豊川修司です。
わたしは牧師になる前、35年の間会社へ電車で通勤していました。今は牧師になって、教会へ車で通勤しています。毎日車に乗っていると危険がいっぱいです。例えば、横断歩道を歩行者が渡っていても、歩行者の目の前を横切っていく車が増えました。「あ、危ない」と、何度車の中で叫んだことでしょうか。そこには運転者の自己中心の世界があるからでしょうか。
聖書のなかに「あなたの隣り人を自分のように愛しなさい」というイエス・キリストの有名な言葉があります。「隣り人を自分のように愛する」とは、自分と関わりのある人達におもいやりを持つことです。また自分自身が世界で一番大切だと思うように、隣り人を一番大切にすることです。勿論、自分を大切にすることは分かりますが、自己中心的になりすぎると隣人を愛することから遠ざかります。では車の運転者にとって隣り人とはだれでしょう。まさに、今、横断歩道を渡っている人が運転者の隣り人です。ですから運転者は歩行者が安全に渡り終えるように見守ることです。歩行者から「こわい」と思われのではなく、「ありがとう」と言われるるような「おもいやり」の運転に心掛けたいですね。イエス・キリストはわたしたちを隣り人にしてくれました。なぜなら、わたしたちに大きな愛を示してくださったからです。