ご機嫌いかがですか。日本キリスト改革派教会の牧師、足立です。
あなたが2冊の本を選ぶとすれば、それは何と何ですか。私は、聖書と石川啄木の短歌「一握の砂」です。彼は、その本の中で、「ふるさとの訛なつかし停車場の人ごみの中にそを聴きにゆく」と、歌っています。
啄木は、岩手の人です。彼は、上野駅の人ごみの中にふるさとの言葉を聴くために出かけて行きました。
人は誰も孤独に耐えられません。心のふるさとが必要です。クリスチャンのふるさとは天国です。私たちは、キリストの言葉を聴くために、天国とこの世を結ぶ教会という人の集まりの中に、毎週日曜日に出かけて行きます。
新約聖書のヨハネによる福音書第10章15節にイエスさまが私たちを招かれています。
「わたしには、この囲いに入っていないほかの羊もいる。その羊を導かねばならない。その羊もわたしの声を聞き分ける。こうして、羊は一人の羊飼いに導かれ、一つのむれになる。」
あなたも、啄木のように孤独を感じておられるのであれば、日曜日に教会に出かけて見ませんか。キリストの言葉を聞いてください。あなたもふるさとが天国であるという喜びを体験されるでしょう。