お元気ですか。ラジオ牧師の山下正雄です。
あるとき、イエス・キリストはこんなことをおっしゃいました。
「わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる」
人が独りであるということは、寂しく心細いものです。また、人が独りであれば、支えあうこともできなければ、学びあうこともできません。それで、聖書の神は人をお造りになるときに、「人が独りでいるのはよくない」とおっしゃったのです。
ところが、自分の周りにどんなにたくさんの人がいても、自分が独りであると感じてしまうこともあります。人間は人間ですから、互いに理解しあうのにも限界があります。あの人ならきっとわかってくれると期待していても、わかってもらえないときもあります。そんなとき一人ぼっちのような寂しい気持ちになってしまいます。
しかし、イエス・キリストはおっしゃいました。「わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる」
確かに今はもうキリストを目で見ることはできません。手で触ってその存在を確かめることもできません。しかし、それでもこのキリストの約束は確かです。キリストは信じる者たちをいつくしみ、励ましてくださいます。誰からも理解されないときにも、キリストはわたしたちのすべてを受け止めてくださいます。
きょうも一日、あなたと共にいてくださるキリストを感じることができますように。
きょうのみ言葉・・・「わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる」マタイによる福音書28章20節